2008-04-17 第169回国会 参議院 総務委員会 第10号
まあ、赤字補てん債を発行させるということぐらいしか妙案は浮かばないんだと思うんですね。やはり財務省として、国の立場で、地方のこういう状況というのは起こり得るわけですから、何らかの対策を総務省と相談をしながらやっていくべきではないかということなんですけれども、それに対してどうですか。──答えられない。 じゃ、総務大臣、どうですか。そういうものは財務省と交渉する気はないんですか。
まあ、赤字補てん債を発行させるということぐらいしか妙案は浮かばないんだと思うんですね。やはり財務省として、国の立場で、地方のこういう状況というのは起こり得るわけですから、何らかの対策を総務省と相談をしながらやっていくべきではないかということなんですけれども、それに対してどうですか。──答えられない。 じゃ、総務大臣、どうですか。そういうものは財務省と交渉する気はないんですか。
百歩譲ったといたしましても、年度内の赤字補てん債の縮小策に向けること、これは非常に重要な意味があると思うんです。 ちなみに、本年度赤字地方債二兆九千百億が予定されております。この赤字地方債が交付税総額を補てんするものである以上、この抑制に振り向ける、あるいは過去の発行分の償還対策に充てる、そういった選択肢は十分検討すべきものであったはずなんですが、この点について、大臣の見解をお聞かせください。
そこへもってきて、ばしゃっと赤字補てん債が切られた、そして交付税は切られる、補助金は切られる。だから、そういうものが大きなしわ寄せになって、どうやって組んでいいかわからないという実態は、私はその実情は自分がやっておりましたからよくわかります。その辺の無理があるということだと思うんですね。このことについては、時間がありませんのでやめておきますけれども。
この赤字補てん債、これは一体この後どういうふうに償還をなさっていくおつもりなのか、そこをお聞かせを願いたいと思うわけでございます。
ここに政府が予定する赤字補てん債の発行規模は八兆五百五十億円とされております。去る昭和五十一年に三兆七千五百億円の特例債を発行して以来、四年続きの特例債の発行でありますが、本年度は、建設公債七兆二千百五十億円を上回り、その立場が逆転しています。
東京都の考えたのは、固定資産税の超過課税が一つ、それから不公平税制の改正、それから赤字補てん債ですか、これの財政対策債、そういうものを根本にして財政の再建をやる。ところがこの固定資産税の方の超過課税がだめになってしまった。議会の内部だとかそれから都の内部からもいろいろな議論があったらしいですけれども、自治省の方から認めないという局長通達が出た。こういうことなんです。
○政府委員(松浦功君) 非常に技術的な問題でございますので、お許しいただいて私からお答え申し上げますが、昨日の衆議院の地方行政委員会でもお答えを申し上げたとおり、歳入欠陥債あるいは赤字補てん債というものの制度を新たに設けないで、その中で現実に地方財政がやりくりできるような対策をとりたいと考えております。
それは一種の赤字補てん債であります。それがやはり地方財政運営に非常に安易な運営態度というものを生む原因になったわけであります。言うなれば、そういったことの積み重ねが昭和三十八、九年ないし三十年の地方財政困窮の一つの原因でもあったと考えるのであります。私どもは現在やはり地方財政全体は、二十八、九年の状態までいきませんけれども、少なくともその方向に行くおそれのあることを心配いたしておるのであります。
いま御質問の趣旨は、それから後に足りなくなったとき、それに便乗した赤字補てん債がまぎれ込むのはないか、こういうふうな御疑問でありますけれども、ここはやはり公共事業費というものの総額の中でそれが行なわれる場合は、決してまぎれ込んだものではない、財政法の精神、ただし書きの線に沿うてこれが行なわれたものであるというふうに理解すべきである、こういうふうに思うわけでございまして、今後、最初に公債を発行するということをきめればあとはしかるべくやれる
お尋ねしたい第一点は、せんだっての質問で、いわゆる赤字補てん債、こういう形でやるのが昭和四十六年に元利のピークになって、それが百七十二億円程度と見込まれる、こういうお答えがあったわけでございますが、いま提案されているような方式で、年次を追うて元利がどうなっていくのか、まずお聞かせいただきたいと思います。
それで、先ほど歳入の方で七百億くらいふえるだろうと申しましたが、一面ことしよりふえる歳入を基礎にして申したのでございますが、本年度の財政計画では、御承知のように、借りかえ債八十億というものがこれに見込まれておるわけでございまして、借りかえ債というのは簡単にいえば赤字補てん債でございまして、本来財源に見るべき筋合いのものじゃないのであります。その他退職債を六十億ほど見込んでおる。
○森下政一君 そこで政府の意図しておられる二十八、九年度までの赤字対策である再建措置法、これは衆議院の修正が行われまして、原案に比較いたしましてよほど緩和されたとは思うのですけれども、との方式で赤字を一応たな上げをしよう、これはしさいに見て参りますと、修正は行われたけれどもまだ私は中央が地方に対する干渉というか、これは赤字補てん債の発行を認めてやって、しかも八ヵ年間に収支の均衡のとれるような健全財政
なお現在公募債の消化状況は御承知のごとくきわめて悪く、まして赤字補てん債を公募によって起す場合におきましては、通常の手段をもっていたしましては、その幾ばくが消化できるかはなは、だ疑問でありますので、政府においてその償還に関して債務保証を行わない限り、財政再建債の引き受けにつきまして市中金融機関の協力はとうてい期待できがたいものと考える次第でございます。